愛さないといわれましても ～元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる～
- 今村透
- 2023年5月8日
- 読了時間: 2分
「嫁入り前に男遊びが絶えないふしだらな女」
という悪評のある伯爵家の娘を上司である将軍の縁戚だからと押し付けられた
ノエル子爵は結婚早々に君を愛することはないとアビゲイルに告げ放置した
翌朝新妻アビゲイルは朝餉の席で
パリッジュワッなソーセージ、フワフワてトロトロしたオムレツ、外はパリッと中はしっとりなパン、スープに果物
といった豪華な朝食を1口、2口ずつ食したところでぶっ倒れた
医者を呼んで確かめたところ
原因は栄養失調だった体がびっくりして食べのものを受け付けなかったから
ついでに処女であることも判明
生家で痛ましい虐待を受けていたであろうことが判明するが
虐待を受けていたであろうアビゲイルは意にも介していない
それはアビゲイルの前世が魔王であり圧倒的強者であったからである
前世の感覚からすると生家で受けた虐待など取るに足らないものであったが今世のアビゲイルは人であり深刻なダメージとなる
これは虐待により心身ズタボロであるはずが
前世が圧倒的強者であったが故の強メンタルで
自分が実は傷ついていたことに自覚していない世間知らずの新妻を
真実を知り激甘過保護になった旦那様とその使用人たちが
愛しい奥様を存分に甘やかす物語ざまあもあるはずよって話です
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