プルスケイオス

ビアトリス・ウォルトン公爵令嬢は実家の力で強引に王太子の婚約者の地位に収まり王太子を追いかけ回しては迷惑をかけているらしい 望まぬ婚約を強いられている王太子は可哀想 優しい王子様があれほど邪険に扱うのだからビアトリス・ウォルトンはよほどの性悪だろう...

大陸の列強諸国の中でも抜きんでたの国力を誇る大国内において並ぶものがいないといっていほどの権力者 皇室に次いで位の高い公爵家であるものの 国防を担えるほどの軍事力、皇室でも簡単には動かせないお金を自由に使えるほどの財力 皇室としても余程の事態と覚悟がなければ敵に回せない公爵...

存在感が希薄でクラスメイトにほとんど認知されないモブ体質の白石くん その存在感のなさは卒アルのクラス集合写真にちゃんと写っているにもかかわらずいないと判断されて合成されてしまったり 隣にいるにもかかわらず認識されていなくて五度見で驚かれたり...

「地味姫」可憐な妹マリエッタと比べて地味な姉セレンを揶揄するド直球な蔑称 「地味姫よりマリエッタを正妃にすべきだ」マリエッタは自分が近くにいるとも思いもしていない婚約者の側近がそう言っているのを聞いてしまった そこには婚約者である王子殿下とマリエッタもいる...

真実の愛を見つけたから婚約破棄してくれと言われてその通りにしたのに、あとになってから復縁しようなんて今さら何をおっしゃっているんですか？ と言われたら、はいその通りでございます。私が全て悪うございました。もう二度と言いません。...

〝モテたい〟それは生物の本能に起因する至極真っ当な欲望でありそれだけに他の欲求よりり強い行動原理となりうる ただモテたいその一念はときに人を変え大きな成長をもたらすことがある この物語の舞台になる世界には魔法が存在する 〝極点〟とは魔術師としての究極点...

「嫁入り前に男遊びが絶えないふしだらな女」 という悪評のある伯爵家の娘を上司である将軍の縁戚だからと押し付けられた ノエル子爵は結婚早々に君を愛することはないとアビゲイルに告げ放置した 翌朝新妻アビゲイルは朝餉の席で パリッジュワッなソーセージ、フワフワてトロトロしたオムレ...

五十嵐双葉はれっきとした社会人である 電車内で女子中学生を対象に盗撮する変態に目を付けられようともまごうことなき大人の女性である 双葉の勤める会社の先輩の武田、双葉曰く彼は本当にうざいらしい なんでも彼は体がでかい、声もでかい デリカシーはちょっと足りない...

ヴィクトリア・ウィナー・オーストウェン、彼女は世界で一番偉そうである 常に偉ぶり上から目線の命令口調、誰を前にしても態度を崩さない しかし許される。何故か？ それは彼女がヴィクトリア・ウィナー・オーストウェンだからである 彼女は誰よりも美しい...