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保安官エヴァンスの嘘

  • 今村透
  • 2023年4月3日
  • 読了時間: 2分

「ガンマンはイケてる」それが父の説くこの世の真理。


それから十数年、父の手解きを受け努力を重ねつづけた


モテたいその一心で


そしてエヴァンスは凄腕保安官として名の知れたガンマンになっていた


にもかかわらずエヴァンスは未だモテず恋人いない歴=年齢を更新していた


モテたいがために保安官になったにもかかわらずだ


大切なことなのでここで改めて宣言しおく


保安官エヴァンスは名の馳せた凄腕のガンマンである


そのことがまたエヴァンスにとってゃ裏目にでた


エヴァンスはモテたい、恋人が欲しい、内心ではとてもがっついている


しかし硬派でイケてる凄腕保安官が実はモテるためにがっついているなんて知られるわけにはいかない


故にエヴァンスはウソをついてでもそんな素振りを見せまいとする


さら問題なのはエヴァンスは凄腕の保安官として名を馳せている


それはつまりそれだけ犯罪が多いということに他ならない


故にエヴァンスの周りには訳あり女性が多い


そして凄腕の保安官はは犯罪者等後ろめたいことがあるものには恐れられている


だからこんなことが起きる


バーで隣り合った女性を口説こうとして追いかけたら用心棒を名乗る男が現れ勝負を挑んできた


仕方ないので勝負を受けそれに勝利すると何かを観念した様子の女性が自分はお尋ね者であると勝手に自白した


エヴァンスはそのことに気づいてなかったが逮捕しないわけにはいかないので、さも当然のように職務を執行した


不憫か自業自得か、鈍感保安官エヴァンスは今日も(失)恋するのであった






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